Yom川を自然の要害に / Wat Phra Sri Rattana Mahathat : 訪問日 24Oct2001、24Oct2009


この遺跡は、Sri Satchanalai遺跡公園のChaliang地区にあります。
以下は、遺跡の説明板です。















もともと仏塔は、クメール様式でしたが、
後世、アユタヤのボーロマコート王(1732-1758年)の時代に大きく修復されました。



右は、遺跡にあった地図です。

地図上は、通常、上が北ですが、
この地図は、右が北に
なっています。

この遺跡は、Yom川が蛇行し、
Uターンしている根元の
くびれ部位にあります。














遺跡を北東から見たところ。













東側の門の手前には、新しい時代の礼拝堂があり、
写真のようなセーマ石で囲まれています。

セーマ石は、古そうな、そして、
漆喰の壁の下からのぞく、
ラテライトのレンガも古そうに見えます?
実際の時代は、私にはわかりません。







東門です。
人が通るには、少し低いような。

門の上には、四面仏の塔が建っています。










その四面仏です。
Angkor Thomの Bayon 等にあった
観世音菩薩像が思い浮びます。























東門越しに見た主祠堂です。













北東隅にあった小さなチェディーです。
チェディーの東側の壁龕の中には
仏陀像が祀られています。














東側の壁龕の中の仏陀像です。
















その拡大写真です。
仏陀が、ナーガによって守られています。























その北東のチェディー越しに主祠堂を見たところ。

その手前には、柱の跡が残っており、
小さいながらも礼拝堂があったのだと思います。













その柱のひとつです。













その拡大写真です。

柱ひとつひとつは、
漆喰のレリーフで
飾られていました。




















南東から主祠堂を見たところ。

南東隅にも、
チェディーと礼拝堂の柱の跡が見えます。










主祠堂を東正面から見たところ。
その前には礼拝堂(Viharn)の柱が
林立しています。











主祠堂の手前、礼拝堂の奥には仏陀像が
祀られていました。















その左には、遊行仏像があります。
Sukhothaiで良く見る形です。















右側には、仏陀の立像がありました。

でも足の半分は、穴の中に埋まっています。
元々の床の高さは、後世に修復を積み重ねる中で
変わったのだと思います。












主祠堂の上部を仰ぎ見たところ。

主祠堂の内部に入る為の入口が見えます。














主祠堂の内部には、リンガがありました。

仏教遺跡ですが、リンガがあります。














祠堂の内部には、木が使われています。
















主祠堂入口から礼拝堂(Viharn)跡を見たところ。

礼拝堂(Viharn)の向こうには、
四面仏のあった東門が見えます。










主祠堂から北側を見たところ。

北側にも、
柱の跡が残っている礼拝堂跡が見えます。










主祠堂南側の回廊跡です。













主祠堂西側の回廊跡です。

階段のすぐ前に回廊の壁があったりで、
人が動くには機能的ではありません。














主祠堂西側の礼拝堂(Viharn)跡です。

西側から主祠堂方向を見た時の正面に
仏陀像があります。










西側の礼拝堂跡から西側を見ると、
西門があります。
この西門にも漆喰の四面仏のレリーフが
あったのだと思います。
しかし、今は無くなってます。

更に西門の向こうには
大きなチェディーが見えます。






チェディーの更に西側には、
仏陀像や建物跡の遺構が
残っています。











チェディーの西側から、
東方向を振り返って見たところ。

チェディーの向こうには主祠堂が見えます。










チェディーの西側の仏陀像です。
北を向いています。












更に西側には、礼拝堂跡があります。













遺跡の西の端から遺跡を眺めたところ。













北西から遺跡を見たところ。













遺跡の北側道路から、
遺跡の西側の仏陀を見たところ。












北西から主祠堂方向を見たところ。













遺跡の北側の塀に沿って歩いて行くと、
塀の脇に丸い竹輪のような石が
転がっていました。

どこにどのように使われた物か?不明です。

良く見ると、塀も丸い柱のような石を並べて立てて、
その上に三角形の屋根のような石材を置いて
作られています。





チェディーを北東から見たところ。













この遺跡の南北をYom川が流れており、
北側の流れの上に掛けられた吊り橋です。

渡ると揺れて、かなり怖いです。
しかし、現地の人達は、
この上を荷物を積んだバイクで
通ったりしていました。







Yom川の北側の流れです。
吊り橋の上から西方向を見たところ。












Yom川の南側の流れです。













Sri Satchanalai遺跡公園の案内所にあった
遺跡周辺の立体模型地図です。











下は、その模型の部分拡大写真です。

いわゆるメインの遺跡公園(左側)から離れて、
Yom川が蛇行しUターンしているくびれ部(右端赤丸)の遺跡が、この遺跡です。
先程の吊り橋も模型で再現されています。

メインの遺跡公園は、環濠と城壁を持ちますが、
この遺跡があるChaliang地区は、その城壁の外です。
しかし、Yom川が蛇行している内側に位置しており、自然の要害に守られています。
















更に、この案内所には、
この遺跡の復元模型が飾られていました。

主祠堂の東には大きな礼拝堂(Viharn)があります。
更に北側、西側にも小さな礼拝堂があります。
チェディーの周りには、回廊があったと思います。

先程の遺跡の写真と、模型を
見比べながら見てみるのも楽しい。






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